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2002.07.26

「模倣犯」

宮部みゆき 小学館

上巻はプロローグ。事件の概要を綿密に書き込んでる。
下巻は真犯人の一人舞台。一人で盛りあがって一人で落ちていく、そんな感じ。

「摸倣犯」というタイトルには違和感を感じる。
「R.P.G」もそうだったが、最後でやっとタイトルの意味が出てくるという・・・。
私はこういうタイトルの付け方は好きじゃないです。

模倣犯・上
模倣犯・下

(この記事は前の日記に書いていたものを移行しました)

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2002.07.24

千里眼シリーズ

松岡圭祐 小学館

スピード感のある展開はおもしろい。
読み始めると止まらないが、分厚いわりには早く読めるので楽。
主役の女性がとにかくスゴイ。
カウンセラーなんだけど、元航空自衛官の戦闘機乗り。
当然各種操縦から爆発物処理はお手のもの。
拳法武道はもちろん文学音楽にも精通。外国語も堪能。
人の目線の動きで何を考えてるのか何でもお見通し。
自衛隊からも戻るように懇願され、内閣にも欲しがられ、それなのに本人はスクールカウンセラーと被災地カウンセラーをやりたいだけ。
1,2冊目はかっこいいけど、やりすぎるとイヤミこのうえない人ですな。
ま、危機が訪れると切り抜け、切り抜けるとまた危機が訪れる。
休んでる暇のないジェットコースター小説。

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