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2003.08.27

「くらのかみ」

小野不由美 講談社ミステリーランド

待望の小野不由美新刊!
ワクワクしてページをめくると、字がデカッ!ルビ付き?!あれれ?これって児童書だったの~?(汗)

内容は、代々子供が育たないという本家の跡継ぎを決めるため親戚一同が集められる。そして事件が起きる。都会から来た子供たちは自分たちの親が狙われていると考え事件の解明に乗り出す。

子供たちが書いたような家系図や家の見取り図、覚書が要所要所に入っていて、読み手も子供たちと一緒に謎解きに参加できる楽しさがある。

巻末によるとこの本は「ミステリーランド」というシリーズで、
「かつて子どもだったあなたと少年少女のために」というコンセプトで刊行されるらしい。・・・・・なるほど。
ミステリ好きの大人からワクワクドキドキを子供たちにプレゼント、そんな感じである。
刊行予定の作家陣がすごいすごい!子供向けに書けるの?ってな人も。これから要チェックなシリーズです。

くらのかみ

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2003.08.25

「顔」

横山秀夫 徳間書店

似顔絵の得意な婦警の話。
ドラマのほうで余分なエピソードだと思ったものが原作では無し。なるほど余分だと思ったわけだ。
でも原作にオダギリジョーがいなかったのは残念!
ファンではないが、主人公の芯の強さを出すには必要な人材だったと思う。彼がいないことで全体の印象が淡々としている。

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2003.08.24

「巷説百物語」

京極夏彦 角川書店

やってることは必殺仕置人かな~。
京極堂シリーズよりもシンプルで読みやすい。

巷説百物語

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2003.08.08

「嗤う伊右衛門」

京極夏彦 中央公論社

久々の京極。激分厚い京極本しか読んでいなかったので、なんて読みやすい!(笑) だから今まで手を出さなかったということもあるが。
お話がおもしろかったのでサクッと一気読み。
これは「魍魎の匣」の次におもしろいかも!読んでよかった。もっと早く読んでいれば京極の世界が広がっていたかも。
せっかくだからしばし京極に戻ろうか・・・・。

四谷怪談にこういう解釈があったのかと、ただただ感心するばかり。悲恋です。怪談話に仕立て上げられたお岩さんが可哀想。
この本には亡霊も物の怪も出てきません。すべては人間の為す事。屈折した想いがあれやこれやと・・・・。

ま、ハッキリ気持ちを伝えておけばよかったのに~とも思うけど、そりゃ時代でしょうかね。

嗤う伊右衛門

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