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2004.02.23

「千里眼の死角」

松岡圭祐 小学館

千里眼シリーズ。
前作、前々作とつまらなかったので読まなくてもいいと思っていたのだが、その前2作が文庫化にあたって大幅加筆だと。
なんだ。作者もわかっていたのか?
今作を恐る恐る読んでみると、あら、おもしろい。

「催眠」の嵯峨くんはしっかりして行動的になってるし、新キャラ、ダビデは活きのいい台詞と発想で新風を吹きこんでいる。
岬美由紀は相変わらず「子供を助けるカウンセラーになりたい!」といいながら、兵器の研究に余念がなく、古巣自衛隊を利用しアメリカ国防総省の最重要機密機関にまで乗り込んで知識をひけらかしているが。
いやもう、このスケールの大きさは笑っちゃいます。

相変わらずだな、と思いながらも先が気になって止まらなくなる。

「千里眼の死角」

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2004.02.19

「ifの迷宮」

柄刀一 光文社カッパノベルス

遺伝子研究が進んでいる少しだけ近未来の話。
結局のところ密室ミステリなのか?
場面転換や章立てがしっくりせず、呼吸が合わないというかリズム感がないというか・・・。
大きな展開があったかと思えば全く活かされてなく緊迫感もない。

「ifの迷宮」

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2004.02.11

ウェブログはじめました

なんだかよくわからないけれど(^_^;) ウェブログを開始してみました。
しばらくは試行錯誤していきたいと思います。

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2004.02.08

「空ノ鐘の響く惑星で」

渡瀬草一郎 電撃文庫

表紙が未来SFっぽいけど中身は中世ヨーロッパファンタジーでした。
主人公は王位継承権があるものの相手にされていない(本人も望んでいない)第4王子。
この世界には御柱というものがあり、そこからビジターという異世界からの来訪者が来る。
今回はそこから少女がやってきて主人公と出会う。
そして少女を追ってものすごい殺戮者たちもやってくる。

あらすじとしては目新しさはないのだが、気になることがてんこ盛り。
この作者は平安陰陽師ものがすごくいいので、中世ヨーロッパものはピンとこなかったのだが、心配無用だった。
相変わらずしっかりしたプロットと読みやすい文体、魅力あるキャラクター(美形とかカッコイイとかではない)で、先が楽しみだ。

「空ノ鐘の響く惑星(ほし)で」

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