「千里眼の死角」
松岡圭祐 小学館
千里眼シリーズ。
前作、前々作とつまらなかったので読まなくてもいいと思っていたのだが、その前2作が文庫化にあたって大幅加筆だと。
なんだ。作者もわかっていたのか?
今作を恐る恐る読んでみると、あら、おもしろい。
「催眠」の嵯峨くんはしっかりして行動的になってるし、新キャラ、ダビデは活きのいい台詞と発想で新風を吹きこんでいる。
岬美由紀は相変わらず「子供を助けるカウンセラーになりたい!」といいながら、兵器の研究に余念がなく、古巣自衛隊を利用しアメリカ国防総省の最重要機密機関にまで乗り込んで知識をひけらかしているが。
いやもう、このスケールの大きさは笑っちゃいます。
相変わらずだな、と思いながらも先が気になって止まらなくなる。
(この記事は前の日記に書いていたものを移行しました)
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