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2004.03.09

「クライマーズ・ハイ」

横山秀夫 文藝春秋

日航機墜落事故を地元新聞の記者から見た話。

これは凄い!おもしろかったー!!
久々にのめり込むような本に出会えた感じ。
電車で読んでて泣きそうになったしっ。

大久保連赤、福中戦争、もらい事件・・・・、元地元民としては空気がわかるので一層感慨深いのかもしれない。

クライマーズ・ハイ

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2004.03.06

「誰か」

宮部みゆき 実業之日本社

自転車に轢逃げされた父親の思い出を本にしたい娘二人と、その本の制作を手伝うことになった財閥の娘婿。
父親の過去を掘り下げつつ、いくつかの謎を解明していく。

だが、この謎の顛末が意外性もなにもない。
姉妹の確執も出てくるがおもしろくない。
結局何が一番言いたいのか?
轢逃げ犯のことなのか、父親の過去のことなのか、はたまた姉妹の確執なのか?
あちこち散らせた挙句、どれも薄い出来事になっている。

例えば、この主人公を探偵役にシリーズ化するのであれば、プロローグ的な「最初の事件」ということでいいかもしれない。
またそうでなければ、財閥の会長や主人公の妻など、主人公の周辺の人々が全く意味が無いのではないだろうか?

誰か

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