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2004.06.12

パンプリン

panpurin.jpg

表面がなんとなくパンがついてる感じ。
あくまでも「感じ」。(^_^;)
初めて食べたときは全然わからなくて、2度目にじ~~~~っくり観察してようやく「パン」なのかと思ったくらい。
プリンの食感よりちょっと荒い。
でも味はなかなかイケてます。

これがおいしかったので、同じメーカーの「豆乳プリン」というのを食べたら、これがめっちゃマズイ!!!!
豆乳ってこんなに不味かったっけ?
って豆乳までも大嫌いになりそうな味。
それになんといっても「プリン」なのにカラメルじゃなくて「黒蜜」をかけるあたり最悪。
カラメルだと思ってクチに入れたら大間違い!
なんでプリンに黒蜜がついてるんだよーーーー!!
二度と食べないぞっっっ!!!

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2004.06.11

「Ave Maria」

篠田真由美 講談社NOVELS

建築探偵シリーズの番外編。
薬師寺家事件の時効成立間近、平穏に暮らしている蒼(あお)をおびやかす者が現れる。
事件後心をとざしていた蒼を救った桜井京介にも明かさず一人で解決しようとするが・・・。

シリーズを重ねて、蒼は少年から高校生、大学生となってきたのだが歳は重ねているのに言動や行動が幼すぎる感があった。
それがどういうことなのか蒼本人が考えているくだりがあるのだが、うーん・・・・それを読んでも作者の言い訳にしか聞こえないんだよね~。
幼さの意味づけをするためにわざわざ解明済みの薬師寺家事件を掘り返しているような。
起きる事件も新たな人間関係も無理矢理な感じがして存在が軽い。

まあ、番外編だし、こんなものかな。

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2004.06.10

ころころコロコロ変わって!!(怒)

今日は仕事の愚痴だ!
いい加減ストレスたまるよー。

前回は「思いっきりカッコイイので」って言ってたのに、今日行って見れば「やっぱりかわいいのに」って。
はあ~?
正反対じゃん。

いやいや、最初はペラ紙のカラー両面印刷だったんだ。
そしたら「もっと徹底的にやってください」って言ったよな。
やりましたよ。きちんと。ご依頼どおりに。

それがモノクロになって。
色で区別つけるんじゃなかったっけ~?と心で思いつつ、まあモノクロにするくらいなら大して変わらないし、いっか~。

んで、次がカラーに戻って冊子タイプに。
ちょっと待ってくれよ~。
ペラもんと冊子じゃ作り方が違うだろうが~~~~。
これはマジ半泣き。
全部やり直し~?
それでもンゲ~カッコイイのができたから満足しましたさ。

いくらなんでももう仕様変更はないだろうと思ってれば今日はコンセプトが変わってるしっっっ。
それも「カッコイイ」から「カワイイ」へって、どうすりゃいいのよ?

ええ、ええ。
仕様が変わろうがコンセプトが変わろうがちっきり時間内に作りますよ。
途中で他の仕事が入っても作りましたよ。

なのに原稿ができてないってどういうことよ~。
いいかげんにしてくれ~~~~~~~~!!

顔をひきつらせながらも「わかりました。」(ニッコリ)

くっそ~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!

フォントがなくて思い通りのものができなかったのも悔し~~~~~~~い!

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2004.06.08

「アベラシオン」

篠田真由美 講談社

舞台はイタリア。
日本人留学生セリは遊びで訪れたヴェネチアで殺人事件を目撃してしまう。
後日、その場に居合わせた関係者から北イタリアにある城への招待を受ける。
その城は聖天使宮と呼ばれ巨大な正五角形の建造物の中には未曾有の美術品と一族の謎の歴史が隠されていた。
城にいるのは、招待者である美貌の当主アベーレ・セラフィーノ、異母弟で車椅子に乗った天使のようなジェンティーレ。先代のころから毎年訪れているという不気味な4人の客たち。
セリは美術品や城の各所を見せてもらううちに、連続殺人事件に巻き込まれてしまう。

読み始めてまず鬱陶しかったのが、美術に関する描写と薀蓄。
出てくる美術品の量が半端ではないのに毎回披露される解説にはいささか疲れた。
が、ものすごい城を舞台にちりばめられた謎を解くことはある意味TVゲームのようで、扉の鍵を開けるシーンでは「バイオハザード」(プレイステーション)を思い浮かべてしまう。
我ながらその想像には笑ってしまうが、ゾンビこそ出てこないが近い雰囲気はあるのではないかな~。
最終的な謎解きもミステリというよりTVゲームに近いような・・・・もごもご・・。
城の仕掛けや一族の血脈など、途中から薀蓄が気にならなくなるほどおもしろかった。

セリは「建築探偵シリーズ」に出てくる教授の姪なので(あちらの作品にも名前だけは出てきたと思う)、日本に帰ることがあったらぜひアベーレも一緒に連れてきて京介や蒼と会ってほしいものです。

アベラシオン

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2004.06.06

少年陰陽師

新刊を読んでからおもむろに全巻読み返した。
今、一番のお気に入りがこの「少年陰陽師」。
あまりにストレートなタイトルに口に出すのが少々恥ずかしい。
各巻のタイトルはきれいなんだけど、まあ、たいていシリーズ名で言うしなぁ・・・・。
ま、それは置いといて。

主人公の昌浩くん。稀代の陰陽師・安倍晴明の三番目の孫。
どこにいっても「晴明の孫」と言われるのが嫌でしかたないのだが、長兄次兄はもとより晴明の子である父親をもさしおいて「晴明の後継」という意味でもある。
それほどに「力」が強いとそれなりの修羅場に出くわすわけで、現10巻までに何回死にそうになったことやら・・・。

でも毎回救われる。
周りが一生懸命、昌浩を生かそうとするんだよね。
それは昌浩本人が周りのみんなのことを大好きだから、いつのまにか昌浩の存在を気になるものになり、いつのまにか手助けしたくなり、いつのまにか昌浩のことが大好きになっちゃうんだよね。

昌浩ともっくんのやり取りはもちろん面白いのだけど、どんな悲惨な状況にあっても全体の醸し出す空気が優しさに包まれているというのはとても心地よいものです。

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2004.06.04

「光の導を指し示せ」

結城光流 角川ビーンズ文庫
少年陰陽師シリーズ第10巻

出雲で見鬼の才を失ったまま都へ戻ってきた昌浩に、祖父・安倍晴明が倒れたと知らされる。
そんな時、新たな怪異が起こり調べに行くのだが、十二神将も封じ込められるほどの恐ろしい力を持った怪僧に出会う。

新章である「天狐編」開始、なんだけども、この巻は簡単に言ってしまえば「傷心のもっくん編」。
記憶が戻ったことで返って罪の意識にさいなまれ続けている物の怪のもっくん。(本性は十二神将の騰蛇)
昌浩ともっくんの軽快なやり取りはなかなか復活せず、晴明も十二神将もやきもき、読んでるほうもやきもき。
季節が冬じゃないからエリマキにも抱っこもできなくてスキンシップが足りないんじゃないだろーか。
そろそろ「孫言うな!」「もっくん言うな!」が聞きたいな~。

そして、最後の中宮・章子の言葉。意味深・・・・。

少年陰陽師10 光の導を指し示せイラスト あさぎ桜

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