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2004.08.22

「硝子のハンマー」

貴志祐介 角川書店

セキュリティの厳重な密室で殺人事件が起こる。
無実の容疑者の弁護人・青砥純子とセキュリティの専門家・榎本径が密室の謎を解く。

表紙裏には見取り図があり、事件が起こるまでは時間の記載があり、前半は一緒になって考えられますね。
榎本が技を使いながら可能性をひとつひとつ検証していくところは大変興味深い。
純子のトンデモ推理もほほえましい。(貴志祐介なにやってるんだ?と、ほんのすこーし思ったけど。(^_^;))

謎解きが煮詰まってきた頃に榎本の偶然のひらめきが。
ええ~!ってことはあの人が真犯人なの~!?
うそぉ~ん。いいの?そんなので?
いままでの推理・検証はなんだったんだ~~~?!

って思ったところで章立てが変わり、後半は真犯人が犯行にいたる経緯になっている。
なるほど。
経緯もなかなか凄いものがある。
しかしながら、やはり殺人まで犯す必要があったのかどうか。
そのあたりの心理も書いてあったと思うが疑問のほうが上をいき思い出せない。

人間たちの心理がいまひとつのようで残念だが、数々の専門知識をちりばめながら最後まで読ませてくれるのはさすが貴志祐介というべきか。

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