「花片戯曲」
真堂樹 コバルト文庫
四龍島シリーズ番外編
うだるような暑さの続く夏。
白龍市では盗みや小競り合いが頻発し花路は休む暇が無い。
そんな中、白龍は朱龍から招待を受けて遊山に出掛けてしまう。
朱龍市では立て続けに木材商店里が火事に見舞われていて・・・・。
前作で南荘に住むことになった飛(フェイ)。
まだ住んでません。
表紙裏の紹介文では「白龍屋敷で一緒に暮らしはじめた飛とマクシミリアン・・・・・」とあるが、一緒に暮らしてないしっ。
忙しさにかこつけて逃げてる様子。
喜ぶ花路の面々。孫(スン)の「頭、命!」は相変わらずおもしろいな。
今回ツボだったのが暑さと睡眠不足で疲れきってうたたねしてしまった飛に上着をかけてあげてそのまま起こさないマクシミリアン。優し~~♪
「何をするのかわからない」マクシミリアンを追って朱龍屋敷へ入る飛。
で結局、他市の事件に首を突っ込むのは飛。おいおいオイオイッ。
本当にあぶなっかしいのは飛だろう。
そういえば今回は朱龍の夏燐(シアリン)が出てたっけ。(というよりこの人がメイン)
わがままねーさんもマクシミリアンを見習って努力している様子。
夏燐もいい味出してます。
メインキャラだけでなく街並や街の人々の様子が生き生きと描かれていて、夏の日差しの四龍島を味わえる一冊でした。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント