「有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険1 薔薇の埋葬」
橘香いくの 集英社コバルト文庫
「有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険」の1巻目。
祖父の莫大な遺産相続のため、お人好しの少女コラリーは幼馴染のフェリックスと結婚するように言われる。
2人は祖父に会いに行き、しばらく滞在することに。
そこで美しい女優のリアーヌに出会うが彼女は失踪してしまう。
お人好しでお節介のコラリーはリアーヌを探し出そうと奮闘するが・・・・・。
シリーズのタイトル通り、事件に首を突っ込むコラリーにやむをえず付き合うフェリックスの探偵物語。
コラリーは少女小説の定番のバタバタした落ち着かない性格。とにかく、も少し落ち着いてくれ。(-_-;)
反対に、無表情で口を開けば辛らつな物言いしかしないフェリックス。
近衛士官なのに「王ひとりの命のために国民を犠牲にするなんて本末転倒」と平然と言ってのけるかなり興味深い人物である。
この人とコラリー以外の人達とのやりとりがおもしろかった。
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