「冥夜の帳を切り開け」
結城光流 角川ビーンズ文庫
少年陰陽師シリーズの11巻目。
安倍晴明に命の刻限が近づいてきた。身体を起こすのもままならない。
天孤の凌壽は所在の分からない同族の晶霞をおびきだすため、天孤の晶霞←天孤の血をひく晴明←その晴明の孫の昌浩←昌浩が守る彰子と章子、と考え、彰子と章子を狙う。
式神たちは天孤の気配を捕らえることができず再三に渡り結界に閉じ込められてしまう。
かなり切迫した状況の中でも昌浩の兄たちが出てくるとおもしろい。
彰子のことでからかわれて、しどろもどろになる昌浩がほほえましい。
終盤に向かってのクライマックスはちょうどいい感じのハラハラ具合。
ハラハラ・・・うわっ・・わわわっ・・・・ふぅ・・・・ストン。と、きちんといいところに収まりますな。
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コメント
トラックバックありがとうございます。
このシリーズは今後の展開に期待♪です。
投稿: 風音 | 2004.10.05 19:11
次は1月ですね。章子がどうなるのか・・・。楽しみです。
投稿: CHAKI | 2004.10.06 11:20