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2004.10.16

「臨場」

横山秀夫 光文社

「終身検視官」と異名を持つ捜査一係調査官、倉石。
自殺なのか他殺なのか、現場の刑事たちと違う眼で真実を見つけていく。
時には現場の判断をも覆す発言をするので、反感を持つ者もいれば、‘校長’と呼んで心酔する者たちもいる。
言葉は短く何を考えているのかわからない面があるが、その実、熱い心を持って死者と残された者たちに向かっているのがわかる。

一見、重厚そうな本だが連作短編なのでさくさく読めた。
話が進むほど読みやすくなる。

臨場

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