「そして楽園はあまりに永く」
浅井ラボ 角川スニーカー文庫
「されど罪人は竜と踊る」の5巻。
ガユスとギギナは記憶喪失の少女アナピヤを守りながら真相の地メトレーヤへ向かう。
アナピヤを狙う凶悪な咒式士は屍葬兵を操り絶え間なく襲ってくる。
メトレーヤではアナピヤの凄惨な過去の記憶が待っていた・・・・。
いつものガユスとギギナの脳天気な闘いぶりは全く無く、というよりそんな余裕も無いほどな熾烈な闘いが展開され、つむがれる咒式の合間に破壊された人体組織の表現が次から次へと続く。グログロぐちゃぐちゃ。(>_<)
しかし、そんなことも押しのける極めつけはアナピアの過去。
・・・・・そこまでするか。ってか書くか?スニーカー文庫の年齢層ってどのくらいなんだ~~?(>_<)
という具合にこれでもかと押し寄せる怒涛の展開。
唯一の救いはどこで出てきたかさっぱり覚えの無いニルギンという潜入咒式査問官。
この人はなかなか良かったですワ。
シリーズの中でずっと名前だけの存在だったクロエも出てきて、ジヴーニャとガユスの関係も決着がついて、最後はきちんと完結してました。
はぁ、終わってよかった・・・・。(>_<)
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