『歓楽の都 手折られた青い百合』
駒崎優 角川ビーンズ文庫
自治都市レーンは高級公娼地区。ここに住む娼婦・男娼は「宝石」と呼ばれている。
そんな特殊な街レーンは徹底的に管理されているが、あやしげな薬が客によって持ち込まれ、知らずに飲まされた「宝石」たちが命の危機にさらされていく。
最高級の「宝石」ショウは新任医師レイと共に事件解明に乗り出すが・・・・。
これはおもしろかった。
主役が男娼なので戦々恐々と読み始めたけれど、それほどでもなく。
特殊な街の様子や込み入った事件がよく描かれている。
ショウがレイに惹かれていく様子はかわいかった。
「お父さんって、あんな感じ?」って・・・・・・・かわいーーーーー!(惚)
もうこれだけで本物の愛情に飢えてるのが丸わかりっ。
「レイはまだ20代よ」ってツッコミをいれる美女エマがこれまたステキ。(笑)
でもレイはストレート。
さあ、どうするっレイ!
キミならタダだぞっ!(笑)
ショウの仲間たちも街の人々も魅力的。
周りがしっかりしてると物語全体がおもしろくなってくる。
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