『銀朱の花 暁の約束』
金蓮花 集英社コバルト文庫
前作『秘密の約束』の続き。
イリスは王子の身分を捨ててアルディとともにカナル王国へ渡るが、アルディの父エル=ヨキシュからは奉公人から始めるように言われ、アルディの母を旅先に迎えに行くように言いつけられる。
イリスが旅立ったあとアルディと侍女は行方不明になり、エル=ヨキシュはイリスと合流して2人を探すが、2人は誘拐されていた・・・・・・。
イリスとアルディが主役のはずなのに、あまり存在感が感じられない。
イリスよ。誘拐されたとわかったらもっと動揺せんかいっ!
熱いのはエル=ヨキシュだけだー。
でもこの人も途中で動かなくなっちゃうしー。
アルディ誘拐より政治的駆引きのほうが優先されているようで、いまいち熱くないっ。
ラストねたばれ→再会してイリスに飛びつくアルディ。でもその行動はとても唐突。誘拐されてる間イリスのことなんか考えてもいなかったのにーー。
イリスにしたって、隣国の王子エルジードに抱えられてるアルディを見てもっとなんか思わないんかいっ!←
というわけで金蓮花さんにしては珍しく燃えない今作でした。
三角関係のためのプロローグってことかな。
次巻に期待。
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