『隻手の声 鬼籍通覧4』
椹野道流 講談社NOVELS
伊月は筧の家で初めてネットゲームを体験する。
ゲーム内で瀕死になったスカー(伊月)はブルーズに助けられる。いろいろ話すうちにブルーズが小学生で母親の恋人から虐待を受けていることを知る。
筧やミチルはネット上の存在であるブルーズに入れ込む伊月にハラハラする・・・・・。
今回は大きな事件もなくオカルトでもなく。伊月の成長を感じる作。
ちゃらちゃらした外見と違う情に厚い伊月はこれまでもあったが、子供相手に話をする伊月は新たな魅力を発揮。言葉は乱暴だったりぎこちなかったりするのだけど、ストレートな態度に子供たちのほうがほだされちゃう感じもなきにしもあらず?
親子鑑定のための採血に来た女の子に「かっこいいから」と採血のご指名を受ける伊月。
あ~、そうだよね~~!血をぴゅーぴゅー採られてる間にキレイな顔見てられたらいいよね~。不安な中のちょっとの幸せ♪
まあ、法医学教室に出向くようなことはしたくないですけどー。
今作はゾゾーッもウゲッもなく、あたたかいお話でよかったです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント