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2005.04.28

『それでも、警官は微笑う』

日明恩(たちもり・めぐみ) 講談社NOVELS

密造拳銃を追っている池袋署の武本は、コンビニ強盗の現場で麻薬取締官の宮田と出会う。宮田は恩師の死に疑惑を抱いていて本来の仕事とは別に単独で調べていたのだった。
そして拳銃の売人を追っていると爆発に巻き込まれた宮田の姿があった。宮田は容疑者扱いされ武本は捜査を中止するように圧力がかけられる・・・・・。

冒頭のコンビニ強盗のシーンで、武本の年下の上司・潮崎警部補の場にそぐわない脳天気な発言にイライラ。しかし読み進めるうちにこの一見脳天気な発言が楽しみになってくる。
インターネットを駆使した犯人探しやいろいろな方面に及ぶ豊富な知識(お茶の話は面白かった)、それを生かすマシンガントーク。
さらに推理小説マニアなので時折推理小説の有名主人公の名前がぽろぽろ出てくる。どこまでわかるかの2次的楽しみを味わえる。
潮崎のキャラクターがなければここまで面白くなかっただろう。

でも主役は武本。

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2005.04.27

「anego」2回目

膝抱っこよ!ヒザダッコ!!
キスシーンより膝抱っこ~~~~!

ぜえぜえ・・・・(+_+)

今回も赤西かわいかったっっっ
ぽやや~んとした表情がなんともいえないっす。

冒頭のあねごに対する天然なツッコミに爆笑。
字幕がいい味出してますね~。

赤西くんもいいけど、ドラマそのものがおもしろい。
あねごの篠原涼子を始め女優陣のキャラクターが生き生きしてていい感じ。

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2005.04.26

やっと回線復帰

24日の深夜から今日26日の昼頃までネットに繋がらず。
障害情報を見てもトラブルのあったところとは違うような?
なんだったんだ?

ちなみに我が家はNorton使用なのでウィルスバスターは関係なし。
一応、家庭内でできるチェックはして、どう考えても原因はNiftyってところまではつきとめたけど、いかんせんネットに繋がらなければ障害情報も見れないのは困ったものだ。

まあ、とにかく繋がってよかった。
別になにするでもなく繋がらないと落ち着かないんだよね。

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2005.04.24

『禅定の弓 鬼籍通覧5』

椹野道流 講談社NOVELS

痴呆老人の焼死体を検案中、死後の熱傷であったことが判明。容疑者は早々に見つかるが取調べは遅々として進まず。
一方、連続動物殺害事件が気になる伊月は気付いたことをちょこちょこ筧に進言。二つの事件の関連が見えてくる・・・・・。

今回はミステリ風味。関連はすぐわかってしまうのであくまでも風味。
そして、伊月の修行先の先生・龍村の意外な一面が見られたり、伊月の動物好きがあだになり、検死先の飼い犬との恐怖のディープキス事件があったりと、いろいろなエピソードがあるが全部動物関連になっている。

メインの連続動物殺傷事件よりもディープキス事件のほうがイヤーっ!
じゃれつかれてる時点でイヤ~な予感がひしひしと。伊月ならずとも「ぐえっ」となります・・・・(>_<)

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2005.04.20

「anego」黒沢くん

か、か、か、かわ、かわ・・・・・・・・・・・・

かわいいーーーーーーーーーー!!!!

赤西、かわいいっっ!!
「ごくせん」のときよりカワイイぞっ!

もうダメっ!
赤西のために毎週見ようっ!決定!

今日は昼間に面倒なことがあったので、それをグチグチ書こうと思ってたけど、あー、もうどうでもいいやっ♪飛んだ飛んだ!

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2005.04.19

『隻手の声 鬼籍通覧4』

椹野道流 講談社NOVELS

伊月は筧の家で初めてネットゲームを体験する。
ゲーム内で瀕死になったスカー(伊月)はブルーズに助けられる。いろいろ話すうちにブルーズが小学生で母親の恋人から虐待を受けていることを知る。
筧やミチルはネット上の存在であるブルーズに入れ込む伊月にハラハラする・・・・・。

今回は大きな事件もなくオカルトでもなく。伊月の成長を感じる作。
ちゃらちゃらした外見と違う情に厚い伊月はこれまでもあったが、子供相手に話をする伊月は新たな魅力を発揮。言葉は乱暴だったりぎこちなかったりするのだけど、ストレートな態度に子供たちのほうがほだされちゃう感じもなきにしもあらず?

親子鑑定のための採血に来た女の子に「かっこいいから」と採血のご指名を受ける伊月。
あ~、そうだよね~~!血をぴゅーぴゅー採られてる間にキレイな顔見てられたらいいよね~。不安な中のちょっとの幸せ♪
まあ、法医学教室に出向くようなことはしたくないですけどー。

今作はゾゾーッもウゲッもなく、あたたかいお話でよかったです。

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2005.04.16

『バッド・エデュケーション』

ペドロ・アルモドバル(訳/佐野晶) ヴィレッジブックス
映画のノベライズ

新進の映画監督エンリケの元に、小劇団で細々と俳優をしているイグナシオ(アンヘル)が小説を持って売り込みに現れる。
イグナシオの小説は女装ゲイ・サハラが過去に性的虐待された相手に復讐をする話で、寄宿学校の体験を回想していく。
が、その回想は実際にエンリケとイグナシオが体験したことで、エンリケが当時知らなかった事実が明かされていた・・・・・。

小説の中に小説があってという入れ子式になっていて、さらに登場人物が重なっていてどれが本物でどれが作り話なのか多少混乱する。
話そのものは復讐劇のようで全然そうでなく、ただそういうことがあった、というだけ?

ノベライズは所詮ノベライズで、話の筋はわかるけれど映像作品が醸し出すであろう独特の雰囲気は伝わってこないのだろう。

↓表紙、実物は真紅と黒でものすごく毒々しい。映画の内容も知らずこの表紙に惹かれてつい手を出したけれど・・・・

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2005.04.15

『血文字GJ 猫子爵冒険譚 』

赤城毅 祥伝社ノン・ノベル

1920年代のベルリン。連続する猟奇殺人。
被害者の一人に没落貴族の少女がいた。彼女の友人である女伯爵ウルリーケは犯人を見つけようと街を徘徊するが窮地に陥ってしまう・・・・・・。

主人公は猫子爵こと鷹宮洋一郎。日独混血の魔術師でかなりかっこよさげ、なんだけれど・・・・あまり印象に残らない・・・・あうあう(^_^;)
たぶん、強すぎて決着が早過ぎるのではないかと(^_^;)
“新しいダーク・サイド・ヒーロー誕生”という謳い文句なのだが、まだヒーローになりきれていない隣のお兄ちゃんなカンジ。

猫子爵の幼馴染のウルリーケのほうは、おしゃまなかわいらしさでとても魅力的。

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2005.04.05

『君と緋色の恋を抱き』

高月まつり プラチナ文庫

桜の下で出会う、次期当主・裕利と使用人の子・浩太。
当主亡き後、仕事に追われる裕利は病に倒れ療養生活を余儀なくされる。
裕利を邪魔に思う後妻は、裕利が大切に思う浩太に狙いを定め・・・・・・。

BL小説ですが、・・・・・・・参りました。泣けます。
どこぞの中心で愛を叫んじゃうアレを鼻で笑ってた私が、というより、本を読んで泣くなんてありえない私がっ、涙溜めちゃいましたさっ。
まったくっ!
まさかBL本で泣くとは。それもプラチナ文庫~!なんでプラチナでこれなんだーーーー!(T_T)
だいたい、高月まつりさんといえば伯爵様シリーズが馬鹿面白くてコメディの人かと思ってたし~。(>_<) こんな切ない純愛が書ける方だとは・・・・・っと失礼っ!<(_ _)>

「君と緋色の恋を抱き」というプラチナらしからぬタイトルは、読後、本を閉じた時に一層の想いを感じる。よくもまあ、ここまでぴったりのタイトルをつけたものです。

ま、それなりの性表現はあるので嫌悪感のない方はぜひ。

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