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2006.07.30

『ドリームバスター 3』

宮部みゆき 徳間書店

「赤いドレスの女」…1巻に出てきた頭グラグラのOL理恵子のその後。マエストロにもらったリストバンド(普通は見えない)を付けているせいか、他人の考えていることがわかってしまったり、ユーレイのようなものが見えてしまったりする。
理恵子同様、シェンとマエストロに助けてもらった親子をインターネットで知り、会って話をすることに・・・・・。

他「モズミの決算」「時間鉱山Part1」の三篇を収録。

「モズミの決算」も前巻の続き。
親に虐待されている子どもと、その子どもの夢についた逃亡犯のその後。

「時間鉱山」は“Part1”って・・・・何よ。(-_-;)
この3巻目は続きだったり布石だったり導入部だったりで、必要なエピソードなのだろうけど、こういう巻は読後がすっきりしない。
完結してから一気読みのほうがいいかも。

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2006.07.26

『シュバルツ・ヘルツ 黒い心臓』

桑原水菜 集英社コバルト文庫

心臓移植のためのドナーの心臓が乗ったヘリコプターが墜落。しかし心臓だけは助けられ無事手術が行われる。
ドイツで行われた心臓移植手術により元気になった少年は、日本に帰国し学生生活に戻ることができた。
しかし、不思議な夢を見たり、狙われたりと不思議なことが起きる・・・・・・。

タイトルがすごいというかなんというか、「黒い心臓」ってハードカバーのホラー小説みたいですね。それもスプラッタどろどろの。(^_^;)

幸いこの作品はそんなことはなく、翼のオネーサンやオニーサンが出てきます。
やや萌え。

主人公の、移植手術を受けた少年の名前が、嘉手納奏。カデナ・かなで。
こういう名前って何か意味があってつけてるんだろうか?
意味がなきゃギャグだよね。ここだけ。

かなで君は移植手術を受けるまで死と隣りあわせで生きてきたせいで、生きていること、普通に生活できることにすごく喜びを感じています。
それを素直に表現することで、敵対(たぶん)している人たちも、つい手助けしたくなってしまうような、そんな感じ、なのかな?

今のところ誰が敵なのか、いまいちよくわかりません。
今後の人間関係がどうなるのか楽しみなところ。

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2006.07.19

『レディ・ガンナーと二人の皇子』

茅田砂胡 角川スニーカー文庫
上・中・下巻

自国とあまりに違う王家の因習に驚くキャサリン。
それは皇太子の側室として決められている妃八家(皇太子の母親の家は除くので実質七家)から生まれた先着5人の男子から一番優秀な子を次の皇太子にするということ。そしてその皇太子候補の母が正妃になるというもの。
キャサリンは偶然にも皇太子候補筆頭の少年に出会い、そのわがままぶりに呆れつつ、王家の因習にとらわれた事件に巻き込まれていく・・・・。

上巻は、ダムーたちの活躍がないせいか、皇子さまフェルナンドのわがままぶりより、キャサリンの「私はいい人なのよっ」的なクドイ言動のほうがよほどハナにつく。

でも我慢して下巻まで読むとやっぱりおもしろい。
変身したダムーを見た少年の感想が気持ちいい。

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2006.07.16

『天使のナイフ』

薬丸岳 講談社

妻を13歳の少年たちに殺された男。その周辺で、今度は少年たちが殺されていく。
少年法により加害者の少年たちのことを何も知らされていなかった男は、少年Bの死によって少年たちのことを知ろうとするが・・・・・。
第51回江戸川乱歩賞受賞作。

少年犯罪ものということで、入手したものの重そうで読むのを躊躇していました。
ぽっかり時間が空いたので読んでみたら、あれよあれよと一気読みしてしまいました。
一気読み自体、久しぶりですワ。
パワーのある作品でした。

後半、次々と明かされる真相に少々くどさを感じ、「また~?」と思ったことも無きにしも非ず。
ちょっと策を弄しすぎたかな。
まあ、そこが目を離せないところでもあったわけだけど。

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2006.07.13

Norton Protection Center

ノートンインターネットセキュリティが期限切れになるので、新しいのを入れた。

んがっ!!
なんじゃこりゃあっ!

タスクバーに派手に居座る「Norton Protection Center」

すっごい目の邪魔。
なんで黄色よ!?
なんでこんなにデカイのよ!?

しばらく格闘のすえタスクトレイに入れることでなんとか落ち着く。

はぁー。

こういうの作る人ってどう思ってるんだろ。
素朴な疑問。

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